ingのPC−98のブート音比較!
ingはいつの間にか「PC−98コレクター」ということであちこちで名が知れてきました(笑)
PC−98の一番の特徴と言えば、やはりブート音(起動音)である「ピポ!」です。
そこで、今回はingの所持するPC−98の起動音を比較してみることにしました。
その1・PC−9801UX
この機種はingが小学校6年生の時に担任の先生にもらった物です。
元々は教室に置いてあって、休み時間などにみんなが使っていたのですが、ある日キーボードが紛失して、使い物にならなくなってしまいました。
そこで、ingが卒業式の前の日に引き取りました。キーボードは引き取って間もなく注文しました。
最近、その担任の先生にあったのですが、その時にこのPCのことを話したんですよ。そうしたら「まだ動いているのかぁ!?」って言っていましたね(笑)
知っている人は知っているかもしれませんが、このころの機種は電源スイッチが横についているものが結構あります。
トップカバー左側面にくぼみがあって、そこにスイッチがついています。
でも、現在のPCのような軽いスイッチでなく、Aptivaのような押し込むスイッチでもなく、室内照明の壁面スイッチのようなタイプです。
起動音は「ピーポー」です。
録音ファイル(WAVですが軽いです)
まぁ、大体このころの機種はこの音ですね。
CPUは80286互換で、クロックは10Mhzだったと思います。ディップスイッチでV30と切り替えることもできます。
この「ピーポー」という音がする機種は大体1989年以前の機種ですね。
その2・PC−9801EX
この機種は、とある廃棄物処分場でゴミの奥深くに埋められそうになったところを救出した物です(笑)
本当はディスプレイもあったのですが、ingの家には既に98用のディスプレイが2台あったので本体だけ拾ってきました。
キーボードもいっしょに捨ててあったので、それも拾ってきました。説明書・FD等は何故か一切ありませんでした(笑)
捨ててあった物なのでダメもとで電源を入れてみましたが、ちゃんと動きました。特に故障などはありません。
この機種は大体1989年〜91年くらい、9801の中期の頃の筐体ですね。
特徴としては、電源ボタンが本体前面の右側にあって、ボタンが四角い形。
電源ランプとHDのビジーランプの位置が従来より上の方にあります。
起動音は「ピポー」です。
録音ファイル(WAVですが軽いです)
これも同じく、この筐体の機種はほとんどがこのタイプです。
PC−9801VM11は微妙に音が早いですが、タイプは同じです。
ちなみに、CPUが286だろうが386だろうが音は同じだったはずです。
その3・PC−9801BX
この機種はingが以前に中古で購入した物です。
本体にはなんと300円の値札がついていました(笑)
CPUはI486DX2の66Mhzに交換されていましたし、メモリは6MBあるので、ゲーム以外のDOSアプリ使うには最適です。
(ゲームもできますが、FM音源を搭載していないので音が寂しいです)
この機種はPC−9821の出始めに作られた機種です。
フロントパネルを見る限り、PC−9821系と同じようなパネルです。
電源ランプなんか、PC−9821系と同じ位置ですね(98Multi等一部機種を除く)
起動音は「ピポッ」です。
録音ファイル(WAVですが軽いです)
BX辺りのラインになると起動音は全て同じです(Canbe除く)
ただ、この機種はFM音源を搭載していないので、多の機種とは若干音色が異なります。
このころの機種になると、フロントパネルからディップスイッチやマウスのジャンパスイッチが消滅し、BIOSのような画面から設定するようになりました。
その4・PC−9821Cs2
この機種は去年中古で購入した物です。
この機種も破格のお値段で売っていて、なんと1,500円でした(笑)しかも前の年のBXの時と同じ業者(笑)
CPUはI486SXの33Mhzで、メモリは6MBです。なのに何故かWin95が入っています(笑)
ing初のPC−9821番台の機種ですね。
この機種は初期の98Multiですね。
高機能・高性能の98Mateと、リーズナブルな価格の98FELLOWの間に当たるシリーズです。
ただの98Multiとして発売されたのはこのCs2とCe2だけで、その後、98MultiCanbeとして「PC−9821Cb」や「PC−9821Cx」が発売されました。
それ以降Canbeシリーズが色々と出ましたが(Cu○○・Ct○○等)、VALUESTARシリーズが出たと同時に衰退していきました。
ところで、Cs2のこの筐体、どことなくCx○(ただのCx、Cx2、Cx3)の筐体に似ているような・・・(笑)
起動音は「ピポッ」です
録音ファイル(WAVですが軽いです)
この機種、珍しいことに内蔵スピーカーがステレオです。
Canbeでは外付けステレオスピーカーというのがあるのですが、内蔵でステレオなのはingも初めてみました(笑)
このころになると、本体背面の入出力端子の所にマイク入力が増えて、システムセットアップメニュー(BIOSみたいな物)からマイクのボリュームコントロールも可能になりました。
Canbeになると、さらに「グラフィクス起動モード」「テキスト起動モード」なんて切替があるんですよね(笑)
その5・PC−9821Ap
この機種は、先日友人からもらった物です。
その友人もまた、隣人の方からもらったそうで、横流しですね(笑)
結構拡張されているようで、CバスにはSCSI・ビデオキャプチャーボード・ハイレゾボードがささっております。
初代98Mateですね。
初代Mateというだけあってか、フロントマスクはMate−Xや初期のVALUESTARに似ています。
但し、初代Mateはほとんど9801に近いので、マウスもまだD−sub9ピンなんですよ。
プリンタのコネクタもセントロニクス14ピンです。(普通の9821シリーズはセントロニクスハーフ36ピン)
起動音は「ピポッ」です。
録音ファイル(WAVですが軽いです)
スピーカが内蔵モノラルのためか、音がCs2よりこもっていますね。
基本的に98Mateはスピーカが内蔵モノラルです。(初期のVALUESTARも)
PC−9821は基本的にディップスイッチが無く、代わりに電源投入時(もしくはリセット時)にHELPキーを押しながら電源投入(リセット)する事によって設定画面が現れます。
何ヶ月もお蔵入りすると設定が消えてしまうんですよね(笑)
その6・PC−9801VM11
この機種は、先日学校から頂いてまいりました(笑)
新しいパソコンを導入するため、破棄することになったのです。
いっしょにプリンタも頂いてまいりましたよ。
普通PC−9801VMはPC−9801VXのような大きな筐体なのですが、このVM11だけはPC−9801RXと同じ筐体なのです。
ただ、どのVMもCPUだけは同じV30です(笑)
注)V30とは8086相当のCPUです
このVMというのはPC−98の歴史上、結構重要な機種でありまして、PC−98のDOSゲームは結構この機種がボーダーになっているんです。
それだけ台数が普及しているということなんでしょうね。
起動音は「ピポ」です。
録音ファイル(WAVですが軽いです)
意外なことに、このVM11という機種はPC−9801EXよりCPUは遅いのに、ブート音はこっちの方が機敏なんです。
V30とはいえ、Lotus1−2−3とか使っていたら286とそんなに処理速度は違いませんね。
(ただ、FDの読み込みが遅いですが)
その7・PC−9821Nd
これは某所にて拾った物ですね(笑)
メモリは32MB増設されており、500MBのHDDも積まれていましたよ。
筐体を見てわかる通り(?)、結構旧型のノートPCになります。
名称としては「98NOTE」ですね。まだ「Lavie(ラヴィ)」が搭乗する前の機種です。
液晶はDSTN。どちらかというと廉価向けのようです。
起動音は「ピポ」です。
録音ファイル(WAVですが軽いです)
この機種はFM音源非搭載ですので音色が若干異なりますね。
PCカードスロットにサウンドカードを接続すればFMでならすことが可能のようですが、果たして今でも入手できるのだか・・・(笑)
ちなみに筐体にスピーカ用のグリルがないので、録音した音声が若干こもってますね。
その8・PC−9821Ns
こちらも某所にて拾った物です(笑)
メモリは同じく32MB増設されており、こちらはなんと1.6GBのHDDが搭載されていましたよ。
この機種もNdと同じく、98NOTEシリーズです。
こちらは液晶がTFTとなっており、どちらかというとハイエンドモデルみたいですね。
しかし、せっかくTFT液晶なのに256色で640x480以上は乗せられないというのは不満ですね(笑)
起動音は「ピポッ」です。
録音ファイル(WAVですが軽いです)
この機種もFM音源非搭載です。聞いてもらえれば解りますがBXみたいな音ですよね。
こちらもやはりPCカードスロットにサウンドカードを増設することでFM音源でならせるようです。
こっちはスピーカ用のグリルがありますのできれいに録音できていますね。